身の丈六尺を遥かに超え、百貫目は確実にあろうかという大男が悠揚迫らず歩いてきた。
そこへ五尺もない小娘が行く手を塞いだ。
「む? 何ヤツ。そこを通せ」
「通しまへん」

(豊島園-14.09.22)

 練馬春日町

   
   
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